日本の行政サービスはプッシュ型ではなく受け身のプル型です
国民が利便性を感じられるサービスにはなっていません
補助金や給付金は申請がなければ払われる事はありません
知らなければ申請する事もないですし
困っている人を積極的に助けようという仕組みなっていません
「マイナンバーというのを始めました
個人を識別して行政サービスを受ける為に必要なものですので
大切に保管してください」
「マイナンバーで個人の様々情報が管理されているので
その人の状況に合わせた様々なサービスを受ける事ができます」
そういう風にはしないんですね
お役所の業務に携わったりしている人など
ごく一部の人しか恩恵を受けられないサービスでは
まったく意味がありませんね
行政サービスを受ける為に様々な障壁を設けて
できるだけ途中で申請を諦めてもらうように
条件を厳しくしたり、提出書類や申請の流れを複雑にしています
そういうのをスラッジというそうです
この不便なシステムは大きな問題です
海外では問題として捉え、その用語「スラッジ」もある訳です
日本では問題として扱わない、扱いたくない
相談に行ったとしても
「ウチの課では扱っておりませんので隣に行ってください」
と、たらい回しにされて何も解決できないまま終わる
解決できるとしても何か1つの申請に関しても何日も何週間も
場合によっては何カ月もかかります
窓口に人を立たせないでください
無責任で意地の悪い仕事をしたくない人間ばかり
もうそろそろ問題の切り分けや
提供できる行政サービスの案内もAIが賄えるはずです
とても悪意に満ちた行政システムであっても
国民は「お役所だから仕方がない」
と言って受け入れるのが日本の文化や国民性で
国はうまくそれを利用しているようにも感じます
それを利用したいからIT化を避け
合理化したシステムに再構築するのを避け
縦割り行政に徹しているわけですね
「ハンコやめたじゃないですか!」って聞こえてきそうです
いつまでも後手後手で世界から遅れをとる
後進国、日本
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