隅田川45分コース

神田川コースがやっぱり一番人気ですが
隅田川を行く45分コースもお手軽で良いコースです

日本橋川から水門を通って亀島川へ入って行くのも楽しいです

水門のすぐ後ろには今は工事をしていますが
霊岸橋というちょっと怖い名前の
結構低い橋があって慎重に通ります

橋に触れるとしても角にバリが出ている事もあって
ケガする事もありますから絶対触っちゃダメです
それに手が凄く汚れます

隅田川をはじめ日本橋川、神田川もそうですが
海に近いので干満の影響をもろに受けます
川の流れも逆になったりする事もあります
なので潮が上がっている時は亀島川には入れないんですよ

橋の正面が行き止まりに見えますが
亀島橋を過ぎると直角に近い角度で曲がってます
対航してくる船には注意が必要です
この辺りで仕事をしていたりする人は
ホーンの音を聞いた事があるかもしれませんが
曲がった先に注意を促す信号です

亀島川水門を出ると隅田川です
隅田川は佃大橋の所まで下り、佃島に沿って上流へ上がります

この水門の奥には住吉神社がありますが
細めの船でないと中までは入って行かれません……
旅客定員40名の双胴船では無理ですね

同じ場所から上流をみると
中央大橋の背後にスカイツリーが見え
それが丁度、橋の中央の塔の股の間から見えるんです
船をコントロールしながらそのポイントに移動していきます

これも見どころですね
皆さん写真撮影の為に一斉にカメラを向けます

中央大橋を抜けると2つの隅田川が合流地点になり
このように永代橋とスカイツリーが見えてきます

更に永代橋をくぐり抜け日本橋川の入口より上流へ

一般道と首都高速の2段構造の隅田川大橋を抜けると

このような風景になります
今度は清州大橋の中央にスカイツリーが見える地点に
船をコントロールします

そして船はUターンして下流へ向かい日本橋川へと帰って行きます

最後、日本橋をくぐって45分の船旅は終わります

上の写真は関東大震災の時に
日本橋川の上流から流れてきた燃えた船が激突した後だそうです

ガイドさんのお話しもとてもためになります
この日のガイドさんは船の動きに合わせて
お話しの内容をうまく調整される方でした

ガイドさんによっては要望が多い人もいるんですよ……
ガイドさんがお客さんに伝えたい箇所や内容も大切ですが
船を安全に運航する事が最優先です

この45分コース、他のコースに引けを取らないですね
お手軽で長く時間を取りませんので乗りに来てみてください

この日は日本橋川で乗揚げがあったそうで
船が曳かれて下りてきました
仕事で運航する船であっても状況や
ちょっとした判断ミスで乗揚げやプロペラをぶつける事があります

敢えてプロペラをぶつける浅いところに
寄って行っちゃうのは問題ですよ

時々、他船を見た際に、自然とハンドルをそっちに切って
寄って行く人がいて危険です
そういう操船をしている人は無意識であったとしても
かなり危ない傾向だなぁ、と感じます

実は私は遊覧船ではありませんが
低速で航行していて乗り揚がっちゃった事は数回あります
気持ちを引き締めて操船しなくていけませんね

という事で3回にわたって
最近、船長で運航したコースを紹介しました~