光栄です

つい先日、操船の請負をしている東京湾クルージングの運航で
This is America and the world」という番組のスタッフが乗船されました

番組の一部に日本橋が出るそうで
通常運航のちょっと前に番組の司会者にあたるデニス・ホーリーさんも含め
船上での撮影がありました

撮影後、船着場が空くのを待ちながら日本橋の付近を流していたところ
デニスさんが運転席にやってきて
「君に会いたかったんだよ、君が船長さん?ご機嫌いかが?」
「君に会えて光栄だよ、ありがとう」と言われました!

聞き取れるんですが、英語が口から出てきません……
「I’m fine」とか「You’re wellcome」ぐらいしか言えませんでした

私もお会いできて光栄です
話す相手を緊張させない素敵な雰囲気の方です
名刺も頂きましたが、肩書なども必要ない特別な存在感でした

そのまま、お花見乗合コースの撮影もありましたが
「このまま私は船で出ます」という撮影スタッフに
デニスさんは「それはいいことだね」と言って桟橋から見送っていました

 

実は私も、どのような状況でも
相手を緊張させることない雰囲気を作るのが得意です
もちろん自分の事を話したりアピールしたいという事もあるんですが
相手を拘束しない、相手のペースに合わせます

「手や体の向き、仕草や趣味の話題を相手に合わせる」みたいな
本に書いてあるようなテクニックと違いますよ

それと相手との距離は必ず保つ
もし、自分に対して緊張感を持たれるようであれば解放してしまう
そのようにしています

空気を読むというのとも違います
自分の価値観、意図を相手に押し付けない

真似する人は多いんですが……あくまで真似であって
どうしても主導権を握ったりコントロールしようとする人が多いですね
一般的に卑しいと言われる、そういう部分の欲がないのかと思います

努力してできることではないですし
なにより個々人の根本的な価値観などについても
「何でも分かり合えるとは限らない」というのが根底にあるのかもしれません
それは悪いことではありませんから