地震が来るたびに

今回の熊本のような大きな地震でなくとも、地震の度に
「もしこの建物が倒れたら」と街の中を歩いていても思ったりします
船で仕事をしている時も思うんですよ……

これが人口密度の少ない土地であればいいのですが
人口が密集しているような場所では下敷きになる人も多いでしょうね
まず、地方ではそれほど建物が密集して乱立することもありませんし
首都高をはじめ交通機関の高架が絡み合う場所もありません

熊本では救援物資などが滞ったりなどテレビでも見かけましたが
地方だからというのは理由になるのでしょうか?
東京のような都市部であれば
災害時にも電気、水などのライフラインが打撃を受けず
生活必需品が揃っているのでしょうか?……そんなはずはありませんね

忘れてはいけないのは東日本大震災の時にも
東京、神奈川は直接の被災地ではなかったにも関わらず
ガソリンスタンドには長蛇の列ができ
スーパーやコンビニからあらゆる商品が消えました
私もまさかと思ったのですが、空になった棚を見てビックリです
また、新幹線の新横浜駅では関西への脱出組で溢れていました!

 

「地方創生」と言いながらも今でも多くの人が東京へ向かって雪崩れ込んでいます
「ふるさと納税」と言いながらその土地の特産品目当てで
自分のふるさとでもない土地へ納税とか……おかしいですね

住む土地や職業の選択の自由はありますが
よく話題にされる東京一極集中では、あまりに偏っていて
東京が大きな災害に見舞われた際に、日本そのものが危なくなってしまいます
こんなことは以前から言われていますし
住む場所を強制するべきではありませんが……

これからは納税や年金の管理などでもマイナンバー(個人番号)が活用され
出生や転居なども追跡できるようになるばかりか
病院や銀行、勤務先などとも連動され便利になってきますね

そうすれば本当の意味での「ふるさと納税」も可能になると思います
すくなくとも人口の偏りが改善されるまでの間
出身地と居住地を併せて税金を納める仕組みを取り入れれば
東京へ人が雪崩れ込むのを緩和することができるのではないでしょうか?

もし会社がその人を必要としているのであれば
会社が本人の居住地の住民税を肩代わりする事も可能、というのもどうでしょう?

むしろ企業は都市部での求人よりも
地方での求人を増やしていくよう努めたりしないものでしょうか?
地方を盛り上げていこうとする人や企業への優遇措置というのがあれば
大いに歓迎されるべきことだと思います

 

これまで大きな地震も東京からある程度離れた場所でしたが
今後、首都直下型の地震が起きないとは言い切れません
それを分かっていて人が集まってくるのも不思議ですね
東京へ全てを集める事に関して、国として
何かデメリットよりも大きなメリットがあるのでしょうか?

私個人の思いつきなど
素人のたわごとのように捉えられてしまうかと思いますが
このままでは危ないのは明らかです

いくら教訓となるような事態に見舞われても何も変わらない
何も学ばないままでは、今後、自分達の首を絞めてしまう事になりかねませんね