昨日のお話しの続きです
朝日弁財天を後にして、間もなく
今度は吉原弁財天に辿り着きました
こちらは吉原神社が管理しているようです
が……入るとすぐに観音様が立っています
ネットで調べると
関東大震災で亡くなった遊女達を供養しているそうです
故郷の家族の為に体を売って生活していたところ
震災で突然命を落とす事になるのは無念だったでしょうね
私も備え付けられていた蠟燭やお線香で
手を合わせてきました
観音様の近くには鳥居と小さな社があって
壁にはカラフルに弁天様が描かれています
艶やかで普通の神社とは違った雰囲気です
そこでは神社のやり方で手を打ってお参りをしました
目を瞑っていると急に後ろの方でチリリーンと音がして
それがいつまでも続いていたので振り返ると風鈴が鳴っていました
参拝者が来るとセンサーで反応するのかと思っちゃいました
それまで風鈴がある事すら気付かなかったんですが
確かに一瞬風が吹いたようです
描かれている弁天様は天女のようで
遊女と重ね合わせているような気もします
神社もお寺も同じように捉える感覚というのは
宗教の違いを越えて、曖昧に考える事ができる
日本人独特のものなのかもしれませんね
確かに亡くなった人達は神様の元に帰ると考えると
同じ場所へ向かって手を合わせるようなもですから
間違ってはいないと思います
という感じで2017年がスタートしました