独りでぶらぶらっと出かけるのが好きなんです
美味しい空気を吸ったり、風の音を聞いたり
日差しの暖かさを感じたり
このところ毎年、知っている方が亡くなられたりして
いろいろ考える事がありました
人というのは結局この世を去る時は必ず独りなんだと
いつも誰かに良く見られていたい、注目されたい
比較して、どちらかと言ったら自分の方が豊かだと思っていたい
惨めな生き様ですね
そういう人間は息が止まるその瞬間に
何と言ってもらいたいんでしょう?
「よくやった、これまで、あなたは欲しい物全て手に入れた!
でも、この瞬間全てを置いて行ってください……」
誰一人として例外なく死ぬんですよ
生きている時にどんなに豊かだと自分に言い聞かせても
死ぬときは誰もが独りです
同じように土に還る人間、灰になる人間に優劣はありません
何を成し遂げてもただの灰です
先週、以前から気になっていた
海岸の水面上に電柱が並ぶ風景を見に出かけました
場所はアクアラインを渡って少し南へ行った江川海岸にあります
この時期ですと潮干狩りの季節ではありませんから
閑散としていて車を停めるスペースも余裕があります
その日、平日のお昼でしたので私以外に2台ほど停まっていました
江川海岸からは海沿いを歩いて久津摩海岸にも行かれます
そこにも同じように海に向かって電柱が立っています
不思議な光景です
ネットなどで検索すると写真など出てくるのですが
風のない日ですと鏡のようになった水面にも電柱が映るようです
少し霧なんてかかったら幻想的でしょうね
密猟の監視小屋に電気を送る為とか
役目も終わったので間もなく撤去されてしまうかも
のように記事には書かれていますが、定かではありません
江川海岸をグーグルマップで航空写真にして見てみると
明らかに海の色が濃くなっているところがあって
恐らくその濃い青色の筋は水深が深いようです
江川海岸から沖へ向かって電柱が並んでいるのは
まさにその水深が深いであろう場所に沿っているので
漁港へ入港する際、電柱が目安になりそうです
なので、そんなに早く撤去されないのでは?と思ったのですが
もし撤去されてしまったら
替わりに夜になると点灯する灯標など建てると良さそうです
……良さそうです……
あくまでも私の希望ではありますが
それはそれで綺麗な夜景になるような気がします
見てみたいです